2017/07/26 人工芝製品の選択をシンプルにする基準「ファイバー性能指数(FPI)」
ここ20年のうちに、数多くの大学、高校、自治体が、天然芝サーフェイスからフィールドターフの人工芝への転換を選択してきました。今日、人工芝プロジェクトにおいて、新たな基準としてファイバー性能指数(FPI)の最低値(スコア)が要件として指定されるケースが増えています。FPIは、フィールドの設計者、オーナー、および施設運営者のニーズを受け、2015年に国際的なスポーツサーフェイス認証組織であるラボスポーツ社(Labosport)によって策定されました。FPIスコアが高いほど、ファイバーが高い性能を備えていることを示します。
独立した評価指標であるFPIは、人工芝を選ぶ上で、シンプルで最も望ましい指標の一つとして、市場における認知度が高まっています。FPIをサーフェイスの要件仕様として定めている施設も多く、米国のユタ大学、レジャイナ大学、南ミシシッピ大学がその例です。
ラボスポーツ・インターナショナルのセールスマーケティンググループ長、シャヴィエル・ニコラウ氏は、このように述べています。
「2015年にこのFPIプログラムを立ち上げた時、私たちはこのプログラムが業界に正しく理解されるには一定の時間がかかるだろうということは承知していました。2017年現在、FPIプログラムに数多くの主要な人工芝メーカーが参加し、40製品以上が認証を受けていることを、私たちは誇りに思っています。このプログラムが、メーカーだけではなく、フィールドのオーナーの方々にも支持されていることを非常に嬉しく思います。FPIプログラムは今後改良が加えられ、近い将来にランドスケープ市場にも適用が拡張される予定です。」
FPIはどのように作用するのか?
ファイバーの品質を測定する、最初の基準として考案されたFPIは、人工芝ファイバーのスコア評価によって、フィールドへ導入する人工芝ファイバーの品質を検討し、人工芝製品への理解を深めたいと考えるあらゆる立場の人々 ―施設運営者、コーチ、プレーヤー、施設を利用する子供たちの保護者やチームのファンなど― の手助けをします。
FPIは、3つの重要な要素に焦点を当てます。それは、耐久性、復元性、そして柔軟性です。この3つの要素は、次の4項目の試験によって測定されます:
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