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2017/10/26 米国NCAA大学サッカーにおける怪我発生率の研究で、フィールドターフが天然芝(※)より優れた安全性を備えていることが明らかに

米国NCAA大学サッカーにおける怪我発生率の研究で、フィールドターフが天然芝(※)より優れた安全性を備えていることが明らかに


(※タイトル注釈:本記事内の研究の対象となった天然芝)

「サッカー選手にとって、フィールドターフと天然芝のどちらがより安全なサーフェイスか?」という議論は、米国の大学男子サッカーの怪我発生率に関する最新の研究によって終止符を打たれることになりそうです。

「本研究結果が、その議論を決着させるでしょう」と、その研究を主導したアイダホ州立大学スポーツ科学・体育学科の教授、マイケル・クリントン・メイヤーズ博士は述べました。メイヤーズ博士は2007年から2012年までの、全米大学体育協会(NCAA)ディビジョンI-Aに所属する大学11校の男子サッカーチームにおける選手の怪我発生率を分析しました。

同研究の対象となった計765試合のうち、フィールドターフのピッチで行われた試合は380試合、天然芝ピッチで行われた試合は385試合でした。メイヤーズ博士と彼のチームの研究者らは、大学男子サッカーの試合中にフィールドターフと天然芝ピッチ上で発生した怪我を多角的に比較した結果、一部の項目で類似点は存在するものの、結論として多くの場合天然芝よりもフィールドターフの方がより安全であると報告しました。

同研究は、フィールドターフのピッチ上で試合中に発生した怪我に関する以下の数値が、天然芝ピッチよりも低い/短いことを示しました。

 全ての怪我の発生率フィールドターフのほうが36%低い

 重症の怪我(試合離脱期間22日以上)の発生率フィールドターフのほうが20%低い

 脳震とうの発生率フィールドターフのほうが33%低い

 選手とサーフェイスの接触に起因する怪我の発生率フィールドターフのほうが15%低い

 怪我による試合離脱期間フィールドターフのほうが35%短い


「明らかに、そして疑う余地もなく、同研究の結果では全体的にフィールドターフの方が天然芝よりもより安全です。ここまではっきりとフィールドターフに優位な結果が示されるとは私も想定していませんでした。今後は、フィールドターフは天然芝より安全か否かというテーマが議論に上ることも無くなるのでは、と思えるほどです。」とメイヤーズ博士は述べました。(※ただしメイヤーズ博士は、この研究結果は研究の対象となった競技レベル(大学男子サッカー)以外や他社人工芝サーフェイスのケースに適用されるものではないとしています。)

サッカー界は長い間、天然芝ピッチから人工芝ピッチへの転換についてあまり前向きではありませんでした。サッカーの長い伝統を重んじ、天然芝ピッチを支持する人々の中には、人工芝は天然芝よりも許容性に欠け、怪我に関する不安がプレーに影響を及ぼすのではないかという懸念を抱く人もいます。

しかし、人工芝ピッチで試合が実施されたFIFA女子ワールドカップ カナダ2015開催後にFIFAが発行した「技術レポートと統計」という文書では、「過去大会における天然芝ピッチ上での記録と今回の人工芝ピッチ上での記録を比較した結果、怪我の発生に有意差はありませんでした。」と報告されています。

人工芝ピッチでサッカーをプレーすることに親しんできた新世代の選手たちが成長し活躍するにつれ、サッカー界での人工芝に対する反発は消えていき、FIFAは主催トーナメントでの人工芝ピッチの使用を今後も続けていくだろうとメイヤーズ博士は予測しています。

「高品質なサーフェイスはプレーヤーのパフォーマンスを向上させ、怪我の発生を減らします。賢明な選択をすべきだと考えます。」とメイヤーズ博士はコメントしています。

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カテゴリー:サッカー・フットサル | ニュース

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